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Photoshop のレベル補正で写真の明るさを変える方法

Photoshop で写真に写っている対象全体の明るさや暗さを調整したり、明暗の階調のバランスを調整したい場合に利用するレベル補正の機能の概要と使い方について紹介する。

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1. 写真の明るさを変更したいときとは

写真の明るさを変更したいときとは、ウェブサイトに掲載する素材や印刷物に利用するために撮影した写真が明るすぎたり、反対に暗すぎる場合に見やすいように明るさの調整を行いたい場合が挙げられる。

例えば風景の写真であれば利用するカメラのシャッタースピードや露光を調整して綺麗な写真を撮ることが可能だが、スマホの自動調整で撮影した写真だと加工が必要な場合がある。

写真の明るさを変更するために Photoshop を利用する場合はレベル補正の機能を利用することが多い。

2. レベル補正とは

レベル補正とは、開いているファイル全体もしくは選択範囲でしている箇所の明るさを変更することができる機能である。
最も明るい調(ハイライト)と最も暗い調(シャドウ)、そしてその間となる中間調の 3 種類から明暗を調整することができる。

3. レベル補正で写真の明るさを変える方法

レベル補正で写真の明るさを変える方法としては、加工したい写真等を開いて Photoshop の上部メニューより「イメージ -> 色調補正 -> レベル補正」を選択する。

「イメージ -> 色調補正 -> レベル補正」を選択

レベル補正を選択すると下図のようにウィンドウ「レベル補正」が表示される。
入力レベルの分布図(ヒストグラム)で写真の明るさの程度が表示され、右側がハイライト、左側がシャドウを示している。

ウィンドウ「レベル補正」を表示

上図ではハイライトよりも左側のシャドウ部分の方がグラフが伸びているので、暗い部分が多いことがわかる。

3-1. 全体を明るくする方法

写真の全体を明るくする方法としては、レベル補正の右側にあるハイライトのスライダーを左方向に移動させる。
暗い部分は状態がわかるほどに明るくなるが、太陽のように元々明るいところはさらに白くハレーションを起こしてしまう恐れがある。

レベル補正のハイライトを調整した結果

3-2. 全体を暗くする方法

写真の全体を暗くする方法としては、レベル補正の左側にあるシャドウのスライダーを右方向に移動させる。
太陽など明るい部分は雲の形状がわかるほど光が抑えられるが、影のあった元々暗いところはさらに黒塗りされて状態がわからなくなる。

レベル補正のシャドウを調整した結果

3-3. 中間調を調整して写真を見やすくする

写真の全体を明るい部分と暗い部分をバランスを保ちながら明暗を調整したい場合は真ん中の中間調のスライダーを左右に移動しながら、ちょうど良い箇所を指定する。
ハイライトまたはシャドウだけで明暗を調整すると明るいところと暗いところが極端に調整されるが、中間調を利用することでハイライトとシャドウをバランスよく調整することができる。

レベル補正の中間調を調整した結果

4. Photoshop のレベル補正のまとめ

Photoshop で写真の明るさを変更するまとめとしては、レベル補正機能を利用して明暗を調整することである。

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撮影した写真の明るさと暗さをバランスよく調整する場合は入力レベルの中間調のスライダーを操作するとよい。

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